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Photo contestフォトコンテスト

  • 2023.11.30
  • フォトコンテスト

令和5年度 あおもりの農山漁村フォトコンテストの入賞作品が決定しました

環境公共学会(事務局:青森県土地改良事業団体連合会)では、今回で8回目となる「あおもりの農山漁村フォトコンテスト」を実施しました。

今年度の作品募集は、令和5年6月1日から10月31日の期間で、テーマを『魅力』とした農山漁村の風景部門と、『賑わい』とした人々の暮らし部門の2部門で実施しました。その結果、2部門を合わせ過去最多の101名から、農山漁村の風景部門には92作品、人々の暮らし部門には68作品、合計160作品の応募がありました。

応募していただいた皆様にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。

審査会は、令和5年11月22日(水)青森県土地改良会館で7名の審査委員による厳正な審査のうえ、入賞作品は以下のとおりとなりましたのでご報告いたします。

入賞者の皆さまおめでとうございます。

 

入賞作品展示会を、以下の会場・日程で開催します。

・青森県観光物産館「アスパム」(青森市)    1/10(水)~1/16(火)

・弘前駅2階自由通路(弘前市)         1/17(水)~1/23(火)

・市民交流プラザ「トワーレ」(十和田市)    1/25(木)~1/29(月)

・八戸ポータルミュージアム「はっち」(八戸市) 2/23(金)~2/25(日)

ご来場の皆さまには、入賞作品を集めた2024フォトカレンダーをプレゼント。

ご来場を心よりお待ちしております。

 

※入賞作品の講評は審査委員の工藤弘之氏(東奥日報社)が務めました

 

令和5年度 あおもりの農山漁村フォトコンテスト入賞作品一覧

農山漁村の風景部門・テーマ「魅力」

 

人々の暮らし部門・テーマ「賑わい」

 

~農山漁村の風景部門・テーマ「魅力」~

 

最優秀賞 深紅の競演(弘前市岩木)/ 山内 雅人(弘前市)

[講評]

赤、赤、赤と赤で埋め尽くされています。撮影データによると、山が赤く染まるまで随分、時間がかかったようですが、その成果が出ました。撮影者の苦労が分かります。ともすれば、この写真は深く染まった山に目が行きますが、脇役であるリンゴの実と草の緑が画面を引き締めています。中でも最も手前に立つリンゴの木は象徴的で、作品に深みを与えています。

 

 

優秀賞 今日の始まり(平内町浅所)/ 石川 光男(青森市)

[講評]

漁港に居並ぶ漁船を朝日が照らし、一日の始まりを告げています。いきなり強い斜光が当たっているところも、これから少しずつ日が当たるところもあるのですが、漁師たちにゆっくり朝の時間を知らせているようです。

 

 

優秀賞 風雲急を告ぐ(弘前市新里)/ 金枝 敬一(弘前市)

[講評]

田植え直後の素晴らしい夕焼けです。岩木山ですが、別世界の山のように見えます。特に水田に反射した日の光は印象的です。それにしても撮影者はコメントに「火が出るような爆焼け」とか、作品のタイトルが「風雲急を告ぐ」など、何とも面白いですね。

 

 

優良賞 たんぼの守り神(中泊町若宮)/ 加藤 正一(中泊町)

[講評]

ギョロとした目に赤い唇、わらの衣類と、村はずれで五穀豊穣(ほうじょう)の虫祭りが堂々と自らの立場を主張しています。ぽつんと虫が一つがだけがあるところが、妙に存在感あって、不思議です。

 

 

優良賞 霧のブナ二次林(十和田市法量)/ 小泉 辰幸(青森市)

[講評]

ブナ林全体が柔らかい光が包まれ、上から浴びる逆光が心地よい雰囲気です。二次林ということで、幹や枝はまだ細いものの、白神山地だけでなく、県内各地でいいブナ林が育ちつつあることが分かります。

 

 

優良賞 希望~光の道(鶴田町津軽富士見湖)/ 福士 美智子(弘前市)

[講評]

時間の経過とともに何色にも変わる空の色と、それを映す湖面。遠景の太陽や山々、そして岸辺にある草花(手前)たちも、じっとしていられないようです。正に一日が動きだそうとする瞬間をとらえました。

 

 

優良賞 農村の冬風景(三戸町蛇沼清座久保)/ 千葉 ひかり(三戸町)

[講評]

よく見ると、屋根や地面に雪が積もっているようです。寒い、冬の「寒干し大根」作り。高齢者が懸命に作って、皆に配るのだそうです。この年季の入った小屋で、どんな寒干し大根ができるのか、とても楽しみです。

 

 

青少年奨励賞 田水張る(青森市細越)/ 木立 春菜(青森市)

[講評]

春先、田んぼの水張りの時期の1枚です。広くて、とても田んぼには見えません。池か、沼のスケールです。そこにゆっくりと夕日が沈んでいきます。

 

 

青少年奨励賞 涼やかな朝(青森市細越)/ 神 優奈(青森市)

[講評]

朝日に照らされたトンボの羽が金色に輝いています。手前右下、ピンクの楕円形はレンズの反射でしょうか?いいアクセントになっています。

 

 

青少年奨励賞 光(十和田市三本木)/ 中里 真也(十和田市)

[講評]

レンズの前にスマホを置いて、空を反射させて撮影したそうです。なかなかのテクニシャンぶりに脱帽です。

 

 

~人々の暮らし部門・テーマ「賑わい」~

 

最優秀賞 伝統のお田植(平川市猿賀)/ 金枝 敬一(弘前市)

[講評]

まるで、どこまでも続いているように見える「お田植まつり」の行列。早乙女の衣装が色鮮やかで、美しい。背景を包む木々の緑も伸び盛りのようで、早乙女も、一緒に成長していくのでしょう。これから神前に供物をささげ、早乙女による田植えが行われますが、今年も、きっと豊作になることでしょう。

 

 

優秀賞 吊るし柿 丹精込めて(南部町鳥舌内)/ 白山 健悦(おいらせ町)

[講評]

こんなすごい数の吊るし柿は見たことがありません。撮影者は数の壮大さを伝えるために、あえて魚眼レンズを使ったようですが、成功しています。足場に立って柿をつるす人の配置もよく、助手や運搬車の役割も分かります。ただ、こんなに柿をぶら下げて、屋根は大丈夫なのかと心配してしまいます。

 

 

優秀賞 祈りの火流し(黒石市大川原)/ 工藤 亮裕(弘前市)

[講評]

大河原火流しが4年ぶりに中野川で開催されました。高い位置から撮影したことで、船を3台入れることができました。若い衆が流れと悪戦苦闘する状況が良くわかります。上には、ぼんぼりの明かりも見えて、広がりが出ました。

 

 

優良賞 礎の姿(平内町土屋)/ 岾谷 知樹(青森市)

[講評]

見えているだけで何人が乗り組んでいるのでしょうか。右側に5人、左側に1人、操舵室にも1人?これだけの人が未明からホタテ漁船に乗り組み、操業を続けています。左側にグッと突き出たベルトコンベアーがホタテ漁業の存在感を主張しているようです。

 

 

優良賞 豊漁祈願の出航見送(八戸市鮫)/ 福田 和郎(八戸市)

[講評]

大漁旗をはためかせ、遠洋漁業に向かう八戸港の漁船。船と桟橋はカラフルなテープでつながっていますが、あっという間に遠くへ行ってしまいます。例え離れていても、家族の絆は忘れないようにするしかありません。

 

 

優良賞 わ~い(八戸市南郷)/ 市川 清一(八戸市)

[講評]

200万本のヒマワリが朝日に向かって、きれいに咲いてくれました。まるで子どもたちとヒマワリが、追い駆けっこをしているようです。3人とも、最高の笑顔で駆け抜けていくのが、何とも魅力的です。

 

 

優良賞 チャンピオン牛大集合(七戸町鶴児平)/ 原子 亜理沙(青森市)

[講評]

県肉用牛共進会が4年ぶりに開催されたそうです。県内選りすぐりの雌牛が県市場に集結し、それぞれのチャンピオン牛が栄光のメダルを下げて整列しています。コロナウイルスがこのまま終息し、毎年、共進会ができるよう願うしかありません。

 

 

青少年奨励賞 秋色の輝き(八戸市南郷)/ 千葉 さな(八戸市)

[講評]

ライトアップされ、にぎやかさを増す「南郷カッコーの森エコーランド」。しみじみと秋の夜が更けていきます。

 

 

青少年奨励賞 コンニチワ(七戸町立野頭)/ 川村 莉央(八戸市)

[講評]

撮影者は思わず「可愛い」と叫んでいます。牛の像に絵を描いたり、牛と後ろの風景のコントラストが絶妙だったり。若い人はこうした素直な感情表現が魅力です。

 

 

青少年奨励賞 刈田に羽ばたく鴨の川(六戸町鶴喰)/ 保土沢 日菜(六戸町)

[講評]

田んぼの稲刈りが終わった後、たくさんの鴨が集まってきました。食べ物を探しに来たのでしょうか。車が通ると、一斉に羽ばたき、正に壮観です。